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2025.12.03

【小児矯正】「小児矯正はいつ始めるのがいいの?」

【小児矯正】一期治療と二期治療の違い|いつ始めるべき?わかりやすく解説します

「小児矯正はいつ始めるのがいいの?」「一期治療と二期治療って何が違うの?」
歯並びや噛み合わせが気になり始めた保護者の方から、よくいただく質問です。小児矯正はタイミングによって目的や治療内容が大きく変わります。この記事では、小児矯正の基本、一期治療と二期治療の違い、開始するメリット、よくある質問まで、できるだけ分かりやすく解説します。

目次
1. 一期治療と二期治療とは?
2. 小児矯正の基礎知識
3. 一期治療の目的・メリット
4. 二期治療の目的・メリット
5. 一期と二期、どちらから始めるべき?
6. 具体的な症状と受診の目安
7. よくある質問(Q&A)
8. まとめ

【H2】1. 一期治療と二期治療とは?

小児矯正は大きく「一期治療」と「二期治療」に分かれます。
• 一期治療(早期治療):主に6〜10歳頃。乳歯と永久歯が混ざった“混合歯列期”に行う治療。顎の成長を利用して歯が並ぶスペースを作ったり、噛み合わせのズレを改善する段階。
• 二期治療(本格矯正):永久歯がほぼ生え揃った12歳以降。ワイヤー矯正やマウスピース矯正で歯を正確に動かす段階。

つまり 小児矯正=一期治療+必要な場合の二期治療 というイメージです。

【H2】2. 小児矯正の基礎知識

小児矯正では「歯を動かす」というよりも、まず 顎の成長を整える のが重要なポイントです。

■顎の成長は“タイミングが命”

・上の顎:7〜9歳頃
・下の顎:10〜12歳頃

この時期は顎の骨が柔らかく成長が活発なため、無理なく整えることができます。
大人になってからでは成長を利用できないため、外科手術が必要になるケースもあります。

■歯並びは「スペース不足」から悪くなる

現代の子どもは柔らかい食事が多く、顎が小さくなりがちです。
その結果…
• 八重歯
• ガタガタ(叢生)
• 受け口(反対咬合)
• 出っ歯(上顎前突)

といった症状が起こりやすくなります。

【H2】3. 一期治療の目的・メリット

一期治療は 成長が味方になる唯一の時期 のため、以下のような効果が期待できます。

【H3】① 顎の成長を適切に促す

例:顎が小さくて歯が並ぶスペースがない → 顎を広げてスペースを確保
将来の抜歯リスクを減らせる可能性があります。

【H3】② 噛み合わせのズレを改善

受け口や深い噛み合わせは放置すると悪化するため、早期治療が推奨されます。

【H3】③ 二期治療が不要になることも

顎のバランスや歯の生える方向が整うことで、「二期治療がいらなくなった」というケースもあります。

【H3】④ 歯磨き・虫歯予防にも好影響

歯がきれいに並ぶ土台ができるため、磨きやすく虫歯になりにくい環境をつくれます。

【H2】4. 二期治療の目的・メリット

一期治療で土台を整えた上で、二期治療では“最終仕上げ”を行います。

【H3】① 歯並びと噛み合わせを精密に整える

ワイヤー矯正やマウスピース矯正(インビザラインなど)を用いて、ミリ単位で歯を動かします。

【H3】② 永久歯の最終的な位置を決める

見た目はもちろん、将来の虫歯や歯周病のリスクを下げるための重要な工程です。

【H3】③ スポーツや発音にも良い影響

噛み合わせが整うと、姿勢・体のバランス・発音にも良い影響があるといわれています。

【H2】5. 一期と二期、どちらから始めるべき?

結論としては
気になる症状があれば早めに相談するのが最善 です。

早期のチェックのメリットは以下の通り。
• 顎の成長を利用できる(一期治療の大きな利点)
• 不必要な治療を避けられる
• いつ開始すべきか専門家が判断できる
• 将来の治療期間・費用の負担が減る可能性がある

実際に「もっと早く相談しておけばよかった」という保護者の方も多いのが現実です。

【H2】6. 具体的な症状と受診の目安

以下の症状があれば、小児矯正の相談をおすすめします。

■チェックポイント
• 受け口(下の前歯が前に出ている)
• 出っ歯気味
• 乳歯の段階から歯がガタガタ
• 口が常に開いている(口呼吸)
• 食べ物が噛みにくそう
• 指しゃぶりが続いている
• 発音が気になる
• 顔が左右どちらかに傾いている

特に 受け口は早期対応が非常に効果的 です。

■受診のタイミング
• 6〜7歳頃に一度チェックするのが理想的
(永久歯の生え方や顎の成長状態を確認できます)

【H2】7. よくある質問(Q&A)

Q1. 一期治療をすれば、必ず二期治療は不要になりますか?

A. 必ずしも不要になるとは限りませんが、二期治療が軽くなったり、治療期間が短くなることが多いです。

Q2. 痛みはありますか?

A. 大人の矯正より負担が少ないのが特徴です。成長を利用するため、強い力をかける必要がありません。

Q3. 学校生活に支障はありますか?

A. 装置の種類にもよりますが、多くは生活に大きな支障はありません。取り外し式の装置なら運動や給食時に外すことも可能です。

Q4. いつまでに始めればいいですか?

A. 6〜10歳頃が一期治療のベストタイミングです。気になる症状があれば早めにご相談ください。

Q5. マウスピース矯正は子どもでもできますか?

A. 可能です。ただし、お子さまの協力度や歯の状態によって向き不向きがあります。

【H2】8. まとめ
• 小児矯正は 一期治療(6〜10歳) と 二期治療(12歳以降) に分かれる
• 一期治療は 顎の成長を整える時期、二期治療は 歯を仕上げる時期
• 早めの相談により、不必要な治療を避けたり将来の負担を軽減できる
• 「気になるかも?」と思ったタイミングが最適な相談の機会

小児矯正は、見た目の改善だけでなく、将来のむし歯・歯周病・食べる力・発音・姿勢など、幅広い健康につながる大切な治療です。

お子さまの歯並びについて不安がある保護者の方は、いつでもお気軽にご相談ください。

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